海釣りに行きました。

先日久しぶりに海釣りに行ってきました。
釣りはよく行くんですが、淡水専門で海はアウェイです。
時間やお金を考えても気軽には行けないので毎回初めてみたいなもんです。
毎回違うポイントに行き、狙う魚種も時期も釣り方も違う。
そして何しろ海の難しいところは潮の満ち引きが重要なところです。
日によって違う潮に合わせて向かわないと釣果が全く変わってきます。
そんな訳で海釣りは別物です。
今回も何でもいいから何か釣りたいので手堅くサビキ釣りです。
結果は大漁。これこそ爆釣と言うもんです。
釣り場に着いて何人かの釣り人がすでに釣り上げていたので、急いでそのまま始めました。
仕掛けを作って餌の準備をしてるうちにもう釣れました。
餌なくても釣れるくらいです。
湾内に群れが居座っていたのでその後もずっと釣れ続けました。
ちなみにマイワシです。
アジの方がもっと嬉しいですが20cmほどの良型なので良い方です。
久しぶりに何匹も連なって釣れる光景を見ました。
釣るのは楽しいですが無駄にしてはかわいそうなので断腸の思いで途中でやめました。
釣った魚は無駄にしないのがポリシーなので食べます。
これが大変だった。永遠とさばき続け刺身で皆で食べました。
もちろんおいしかったです。
何かと疲れましたが、やはり釣りは最高のストレス解消です。

水草との縁

お店の水草水槽の中にひと際大きい水草が植わってます。
エキノドルス・ルビンという種類です。
適度に間引いて抑えてますが本来は相当立派です。
この水草、何と約20年物になります。
前の店の初期からの付き合いです。
5年前の閉店の時、常連さんに譲りました。
店の歴史とともに縁も切れ寂しさもありましたが、これも定めと割り切りました。
その後開店の折、そのお客さんが安堵するように持ち込んできました。
どうやら意外にも責任を感じ大事に育ててくれたらしいんです。
再開までは枯らす訳にいかないと。
もちろん僕もそんなつもりで譲ったわけじゃなかったんですが、
申し訳なかったし、有難いし。
昔からのお客さんとの再会もうれしいですが、まさかこんな再開もあるとは。
こうなるとこちらとしても大事にしないわけにはいきません。
これからも店の御神木(草)として見守ってもらいましょう。

不思議な嫌がらせ

先日、開店のため店に行くと違和感を感じました。
店の前がなんか荒れてる?
ほてい草の葉っぱが落ちてて、植木鉢が倒れてて。
いや!よく見ると観葉植物がばらばらにされ、葉っぱがむしられ。
そしてなぜかメダカのおけの中にその葉っぱが一面に浮かんでるんです。
しばらく意味が分からなくて呆然としちゃいました。
誰かのいたずらかいやがらせか?にしても意味が解らない。
これだけやったにしても、靴の足跡もないし。
結果どうやら鳥がやったみたいです。
確かに来た時にセキレイ(ハクセキレイ?)が飛んで行ったんです。
いつも見たことがなかったのに。
セキレイって野鳥にしては好奇心が高く遊び好きな鳥なんです。
以前ガソリンスタンドで作業中、なぜかスタンドにはほぼ確実にセキレイが住み着いているんですが、
車のバックミラーで自分を映して遊んでたり、こちらが気になるのかずいぶん近くまで近寄ってきたり、そんな行動をする鳥です。
良い感じに育ってた多肉植物をバラバラにして一つづつメダカの中に浮かべると言う。
しかもざっと100往復はしてます。
目的は無し。遊びとしか思えません。
せっせと張り切ってやったんでしょう。
犯人は分かったにしても、意味は解らないままです。
まあ、動物がやったことならしょうがない・か・・・?

向かいの川の様子

当店の前に小さい川が流れています。
川沿いの店が憧れだったので夢が叶いました。
道を挟んでいますが、まあそこはいいでしょう。
その川の向こうは清水公園でとにかくこのロケーションが気に入っています。
欲を言えばもっと水がきれいならなーと思います。
夏以外はまあまあきれいです。
そして何気に生き物がたくさんいます。
水がきれいな冬にはツヤツヤのボラが群れてます。
春にはカルガモの子育てが見られます。
夏は濁った水面近くに江戸川から上がってきたメートル級のハクレンがなぜか大量に漂ってます。
夏のボラは皆、具合が悪そうです(これが本来のボラのイメージ)。
コイ、フナ、小魚、カメは一年中います。
きれいな川にしかいないと言われるカワセミも住み着いてます。
まあしかし僕の経験では、カワセミは意外とどこでもいます。
タヌキの痕跡もありますし、フクロウの声も聞きました。
水のきれいさとは見た目だけじゃないんでしょうね。
魚にはこれ位がいいんでしょうか。

45歳真夏の大冒険 連載1

毎日暑いです。
この暑さを感じると5年前の休業閉店時を思い出します。
ちょうど今頃の夏休み前に閉店しました。
最終日にはまるでドラマの最終回のように今までのお客さんや知り合いが続々とあいさつに来てくれました。
魚も水槽も什器さえも全部きれいに売り切り、もちろん借金もなく、良い人たちに恵まれなんて幸せな終わりだろうと仕事冥利に尽きたものです。
その日の夜は気分とは裏腹に今まで経験したことのない強烈な足のつりがありました。
それもいい思い出ですが、全力の硬直が10分ほども続き足がちぎれるかと思いました。
閉店後、まず一番の大仕事が130cmのピラルクを水族館に輸送プロジェクトです。
良い個体なので水族館に営業をかけて成立したんです。
しかも輸送もやるという条件で。
ピラルクの輸送はとても難しく業者でも苦労します。
一応僕も元魚の輸送屋です。画期的な方法を実行し、そして成功しました。
とても良い経験をさせてもらいました。
その後も猛暑の中何度もシャワーを浴びながら店の後片づけをし、そして本当のエンディングを迎えるのでした。
水槽のあった場所と歩いた部分がコンクリートにくっきり跡が残っていて涙もんでした。

その後、あえて次の仕事も決めないまま2ヶ月無職を楽しもうと思い、これがまたこの歳にして最高の青春のような思い出です。
その中でも一番のイベントが小笠原に行ったことです。
経営中はどうしても行けなかったのですが、今こそ行こうと。
しかもしがらみのない無職の状態の今こそ。
小笠原は船でしか行けないため最低でも一週間必要なんです。
家族を連れての大冒険でした。
小笠原丸が出港する時大きな汽笛を鳴らすんです。
それが自分の今の状態にはまりすぎて感動しました。
ドキドキとワクワク。これからどうなるのか。まさに船出。
小笠原旅行で一番思い出深いのは何気にこの時です。
そして旅を終え東京湾に戻ってきた時も、「さーて、頑張らなくちゃなー。大丈夫かなー」と、レーシングカーのアイドリング状態みたいな気分でした。
そして就職し新しい生活が始まります。
続く・・・。

休業中の4年間の出来事を時々連載していこうと思います。
独りよがりですが少し付き合ってください。

イヌザメ騒動

当店で以前から在庫してるイヌザメの卵があります。
来店して実際に見た方はその不思議な姿に驚いたと思います。
これが本来は海底に産み付けられているわけです。
実際に孵化して出てくるには2ヶ月ほどかかります。
中の稚魚の動く姿が、かすかに透けて見えてとても神秘的です。
先日、いつも元気に動いてる稚魚が動いてないんです。
透かして動かしてよーく見ても動きません。
あれ、死んじゃったのかな?って、死ぬわけないんだけど。
でも動かないから、死んじゃったんだと思いしょうがなくはさみで切って出しました。
と思ったら、動き出して生きてました。
生きてんじゃん!って。
戻したいけどそうもいかず、隔離のケースに入れて水槽に戻しました。
元々これで行けるのもわかってたんですけどね。
でもやっぱり本来のままで展示しときたいですもん。
今は良く見える透明なケースの中で前より元気に動いてます。
広いし良く見えるし大丈夫みたいです。
ただ神秘的感はだいぶ無くなりましたが。

釣り人の夢ロウニンアジ

ロウニンアジという魚を在庫してます。
この魚は知る人ぞ知る釣り人には憧れの超大型魚です。
GTと言った方がもっとわかるでしょうか。
入荷時、3cmほどでガリガリでとても心配でした。
この魚は入荷が稀なので、リスク覚悟で仕入れるしかないんです。
しかも似た魚も多く、幼魚のうちは本物のロウニンアジかどうかもあいまいです。
でも賭けで仕入れます。
頑張って手厚く管理して、今はばっちり仕上がりました。
しかも感じからして今回のは本物のロウニンアジのようです。
餌を食べる時の飛びつきはすごいです。
まさによく釣り番組で見る、ルアーを追いかけ迫って来るあの感じです。
でも泳ぎはうまいみたいで、空間認知度は高そうです。
壁に突進とかはなさそうで、意外と飼いやすそうです。
ロウニンアジを釣るという夢をかなえた人は少ないと思いますが、飼ったことがある人はもっと少ないと思います。
そう言えばもう一つの釣り人の夢の魚、ターポンもいます。
この2種で混泳したらすごいです。
この夢のモンスターを所有したい方は、挑戦してみてください。

看板を描きました


そういえば店が分かりにくいな、と思い魚の看板を書いて飾ろうと思いました。
まあ実は前から絵を書いてみたいなとは思っていたんですが、今回必要に駆られて書こうと思いました。
絵は子供の頃から好きでしたが、もちろんただ好きなだけでしょせん素人です。
しかも大きな絵を描くのは今回が初めてです。
絵って大きくなるほど難しいと思うんです。
しかも看板なので、通りからわかりやすく、良い絵を。
まあまあ頑張って書きました。自信作です。
なぜ僕が魚の絵が描けるかというと、当時授業中ずっとノートや教科書に書いていたからです。
勉強と引き換えに得た技術です。
そう言えばあのさかなクンも勉強が苦手で絵がうまいんですよね。
どっちが役に立つかは自分次第ってことです。
今後もう一枚描く予定なんですが絵は芸術なので、気持ちが盛り上がったら取り掛かることにします。   

イモリの産卵

アマミシリケンイモリが入荷しました。
シリケンイモリと言うイモリの仲間ですが、それの奄美大島産です。
沖縄産が普通によく入荷しますが奄美大島産は初めてじゃないでしょうか。
どうせならペアで仕入れたいと思い選んできたんですが、見た感じどれもオスみたいでした。
持って来てからすぐにそれが卵を産みました。
あれ?メスもいたんだ。と思い、でもふ化はしないだろうな。なんて思っていたらふ化もしました。
相変わらずわからない事が多いなー。と思います。
産卵方法も特殊みたいで、条件が合わないと採卵は難しかったかもしれません。
イモリの仲間(ウーパールーパーとか)は単純そうに見えて実は想像を絶する生態を持っています。
雌雄の判別法も一言では語れない奥深い条件が関係します。
僕はブリーダーにはなれませんが偶然でも殖えるとうれしいもんです。
生まれた子たちが普通に育つか、だめか。
それもまた解らないとしか言えません。

雑誌に紹介されました

現在出版されている熱帯魚雑誌の1番の老舗「月間アクアライフ」があります。
僕も少年時代から購読し、とても永くお世話になっている雑誌です。
そのアクアライフの今月号(3月号)に当店が紹介されています。
以前の店舗の時にも一度取材を受けたことがあるんですが、その時と同じ方が来店し話が出来た事がうれしかったです。
色々な話を聞いてもらい原稿はお任せです。
出来上がった原稿に対してこちらからは一切手直しはしませんでした。
他人から見た客観性こそが真実だと思うので。
まあ悪く書かれることはないでしょうが、それはそれで受け止める覚悟です。
一番苦労したのは笑顔の顔写真。
写真で笑顔をするのが本当に苦手で、何度かやり直しました。
自分では結構笑ってるつもりなのに、見ると1ミリも笑ってないんです。
やはり雑誌に載る以上は、嘘でも親しみ易そうに見せないとね。
得てして人は見た目と逆と言う事は経験上よく心得ています。
なので今回は、その逆の逆の逆を狙ってみました。